コーヒータイム

日々読んだ本を紹介しています。英語や中国語書も時々。面白そうだと感じる本があれば、ぜひあなたも読んでみてください!

【おすすめ】ケン・フォレット《大聖堂》(上)

大聖堂 (上) (ソフトバンク文庫) 作者: ケン・フォレット,矢野浩三郎 出版社/メーカー: ソフトバンク クリエイティブ 発売日: 2005/12/17 メディア: 文庫 購入: 26人 クリック: 721回 この商品を含むブログ (114件) を見る 十二世紀のイングランドを舞台とし…

熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理(トム・デマルコ&ティモシー・リスター著)

熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理 作者: トム・デマルコ,ティモシー・リスター,伊豆原弓 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2003/12/23 メディア: 単行本 購入: 7人 クリック: 110回 この商品を含むブログ (149件) を見る タイトルだけではな…

【おすすめ】世界でもっとも強力な9のアルゴリズム(ジョン・マコーミック著)

世界でもっとも強力な9のアルゴリズム 作者: ジョン・マコーミック,長尾高弘 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2012/07/19 メディア: 単行本 購入: 15人 クリック: 437回 この商品を含むブログ (20件) を見る 誰もが一度は思ったことがあるだろう。 「検索…

エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢(竜盛博著)

アメリカでソフトウェアエンジニアとして15年働き、面接される側もする側も両方経験した著者が、アメリカで働くことを考えている日本人向けにまとめた渡米・面接・転職・キャリアアップ・レイオフ対策までの実践ガイド。 実践ガイドと銘打っているだけあって…

世界一わかりやすいIT業界の「しくみ」と「ながれ」(イノウ編著)

マンガを交えながらIT業界の全体像を説明している本で、それぞれのマンガのキャラクターはとある架空のIT会社の従業員という設定だが、会社の組織図までしっかりつくるこだわりぶり。内容はごった煮気味で、IT業界の歴史あり、企業紹介あり、プロジェクトの…

三日でわかる中国経済(中国法制出版社編)

三天?懂中国??(升?版)(??3版) メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る つい先日、わたしがよくリンクを貼るAmazonが中国市場から撤退するかもしれないと耳にした。 中国側はこのことを歓迎しているらしい。オンラインショッピングの競争相手が…

マンキュー入門経済学(N.G.マンキュー著)

マンキュー入門経済学 (第2版) 作者: N.グレゴリーマンキュー,N.Gregory Mankiw,足立英之,石川城太,小川英治,地主敏樹,中馬宏之 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2014/02/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る めちゃくちゃわか…

東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか(中村淳彦著)

東京貧困女子。: 彼女たちはなぜ躓いたのか 作者: 中村淳彦 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2019/04/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 貧困というキーワードにはむかしからそれなりに関心があった。けれどその時関心があったのは発…

“Journey to Data Scientist” (by Kate Strachnyi)

データサイエンティスト。 聞いたことがあるけれど、なにをしているのかよくわからない職業。データのスペシャリストであることはなんとなくわかる。 わたしが今仕事上ぶつかっている問題に役立つかもしれないと思い、本書を読んでみた。 本書は最先端企業で…

二つの祖国を持つ女性たち(楠巳敦子著)

ロサンゼルス在住の著者が、出身国や職業がバラバラな移民一世の女性たちに33の全く同じインタビューをして、その結果をまとめたもの。いわゆる移民あるある苦労話の寄せ集めではなく、客観的であることに努め、女性たちの話に感情的に入りこみすぎないよう…

【おすすめ】プロフェッショナルの未来(リチャード&ダニエル・サスカインド著)

プロフェッショナルの未来 AI、IoT時代に専門家が生き残る方法 作者: リチャード・サスカインド,ダニエル・サスカインド,小林啓倫 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2017/09/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 本書の日本語版には「AI・…

ヘルマン・ヘッセ《車輪の下で》

子どものころ、この本を手に取ったことがある。小学生向けにやさしく書き直された児童文学だった。だが、少し読んだだけでやめてしまった。重苦しい雰囲気が好きになれなかった。 大人になって、最後まで読み通せるようになった。ドイツ文学ならではの抑揚の…

100 TINY TALES -Short Stories Told in Exactly One Hundred Words (by K. Kris Loomis)

“Drabble” という英語小説形式をご存知だろうか。100単語の短編小説である。ちょうど100単語、多すぎず少なすぎず。100単語で面白い物語を切り出すことはとても面白い挑戦である。 本書はひとりの小説家が100単語のDrabbleを100本書き下したもの。内容は実に…

カーレド・ホッセイニ《君のためなら千回でも》

読め。 と、渋谷交差点のど真ん中にでかでかと極彩色太字で書きたくなる。読まずに死ぬのはもったいない。 同時に、読み終わった本を壁に向かって力一杯投げつけたくなる。ふざけるなこれでてめえらのしたことをわずかなりとも帳消しにしたつもりか! と絶叫…

ガブリエル・ガルシア=マルケス《百年の孤独》

長い歳月がすぎて銃殺隊の前に立つはめになったとき、おそらくアウレリャーノ・ブエンディーア大佐は、父親に連れられて初めて氷を見にいった、遠い昔のあの午後を思い出したにちがいない。 冒頭から引きこまれる、コロンビアを舞台としたノーベル文学賞受賞…

日本が世界一「貧しい」国である件について(谷本真由美著)

日本人ならぜひ一度読んでみてほしい。あなたはなにを思うだろうか。反感を抱くだろうか、それとも考えこむだろうか? この本でいう貧しさは物質的貧困ではない。精神的貧困である。 日本人は心が貧しい。これが著者の主張だ。では心が豊かとはどういうこと…

キャリアポルノは人生の無駄(谷本真由美著)

ビジネス書を何冊か読むと、大体の特徴が見えてくる。 センセーショナルな題名のものはたいてい字数のわりに内容がたいしたことなく、読んだら忘れる。時にはあからさまに著者のセミナーを紹介していたりして、ますます読む気が失せる。成功者の自伝はかなり…

【おすすめ】”Big Debt Crisis” (by Ray Dalio)

Big Debt Crises (English Edition) 作者: Ray Dalio 出版社/メーカー: Bridgewater 発売日: 2018/09/10 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 本書はいわゆる景気サイクルの解説書。好景気と不景気は循環するといわれるけれど、なぜ循環するのか…

週末介護(岸本葉子著)

岸本葉子さんは「やわらかく知的なエッセイを書くひと」といわれるけれど、大賛成である。彼女の本を最初に読んだのは、『はたらくわたし』というエッセイストの仕事日記だったが、肩肘張らない、無駄に力が入っていない、やわらかい雰囲気の文章がとても好…

さくら日和(さくらももこ著)

昨年永眠されたさくらももこさんは、代表作『ちびまる子ちゃん』『コジコジ』のほかに、自身が「成長したまる子のお話」という位置付けでエッセイを多数発表している。 『さくら日和』は、さくらももこさんの離婚後初めて発表したエッセイ集で、冒頭に離婚報…

ももこの宝石物語(さくらももこ著)

さくらももこさんが去年永眠された。 『ちびまる子ちゃん』を読んだのは小学生の頃。まる子が給食の塩もみ野菜をきらって「バッタだってもうすこしいいもの食べてるよ」と言いながら残したところがかわいくてほのぼのしていた。 さくらももこさんはエッセイ…

日本に殺されず幸せに生きる方法(谷本真由美著)

独裁国家でもあるまいし、日本に殺されるとはなんぞや? 首をかしげる一方、「保育園落ちた日本死ね」に代表されるように、少子化が叫ばれながら、特に共働き子育て家庭にとって日本社会は決して生きやすくはない。なんだか真綿で首が締められている気もする…

日本人の働き方の9割がヤバい件について(谷本真由美)

本書の著者はめいろま(めいろま@May_Roma)の名前でツイッターのご意見番として名を馳せ、バックパッカー、国連職員、国際結婚などの豊富な海外体験をもとに「ここが変わらなければならないよ日本人」についてインターネットで発信し続けている。 わたしが…

小林カツ代のお料理入門(小林カツ代著)

小林カツ代さんの本に出会ったのはかなり昔だ。最初に読んだ本のタイトルももう思い出せない。けれど「小林カツ代さんは美味しい文章を書くひと」ということはずっと記憶にあった。 なんというのか、お料理について書いたエッセイを読んでいると、まるで本当…

A3 (森達也著)

A3 上 (集英社文庫) 作者: 森達也 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2014/11/07 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る A3 下 (集英社文庫) 作者: 森達也 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2012/12/14 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 1回 こ…

英語の授業では教えてくれない自分を変える英語(野村るり子著)

本書は15歳の中学生・峰岸陸がアメリカ留学してからハーバード・ビジネス・スクールに入るまでの物語形式で、物語を通して、日本とアメリカの文化的違いを説明しようとしている。ところどころで会話文として英語が登場しており、章末に役に立つ表現をまとめ…

イギリス英語は落とし穴だらけ(スティーブ・モリヤマ著)

めちゃくちゃ面白い。イギリス英語がものすごく空気や行間を読む、ある意味日本語に似た言語だとわかる。 たとえばこれ。 (英)I hear what you say. (訳)君の言うことは耳に入れておくよ。 (真の意味)一応礼儀として聞いておくけど、僕の意見は君とは…

生涯投資家(村上世彰著)

ライブドアによるフジテレビ買収がニュースになった頃、わたしはまだ経済にも投資にもあまり興味がなく、フジテレビ買収のなにが問題なのか良くわからなかった。それに絡んで村上ファンドの名前が出てきたときも、インサイダー取引があったらしいくらいの認…

発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術(借金玉 著)

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術 作者: 借金玉 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/05/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る わたしがインターネット上で借金玉という名前を知ったのは、ニューアキンドセンターへ…

【おすすめ】”Army of None” (by Paul Scharre)

かのビル・ゲイツがブログでAI・機械学習関係の必読書と絶賛していると聞き、即買い。 When ballistic missiles can see | Bill Gates Army of None: Autonomous Weapons and the Future of War 作者: Paul Scharre 出版社/メーカー: W W Norton & Co Inc 発…