コーヒータイム

日々読んだ本の感想。時々日常。

ビジネス書

『ビジネス・インテリジェンス-未来を予想するシナリオ分析の技法』(北岡元著)を読んだ

昨日は原因不明のだるさで早々と寝たので、本を一冊読めなかった。貧血症状に近い気がする。今日は幾分良くなった。 この本は以前読んだ『シナリオ・プランニング』に似た内容かと思っていたが、似ている点とそうではない点があるようだ。共通点は、どちらの…

『シナリオ・プランニング-未来を描き、創造する』(ウッディー・ウェイド著)を読んだ

シナリオ・プランニングの最大の特徴は計画作成ではない。「行動」を支援することだ。 シナリオ・プランニングによって、起きうる複数の未来を探り出し、それらの未来がもたらすチャンスと脅威に柔軟に対応するための施策を戦略に取り入れることができる。複…

「同じモノを売っているのに、儲かっている会社、儲からない会社」(金子智朗著)を読んだ

この本で著者は、手を変え品を変えて「利益の源泉は顧客であり、製品ではない。最新技術を使った製品が売れるのではなく、顧客がほしいと思う製品が売れる。従って顧客の価値になるような商品開発を行い、マーケティングをすることが重要である」と述べてい…

「なぜ会社は変われないのか」(柴田昌治著)を読んだ

小説ながら実際の会社再生体験に基づいているため迫真でありディテールがリアルという面白い本だ。500ページ近いという長さながら、小説にありがちなドラマティックな展開があまりなく、どの場面を切り取っても会社勤めであればありありと想像できるようなあ…

「プロアクティブ仕事術 コンサルタントが3年目までに身につける仕事をデザインする方法」(石川和幸著)を読んだ

一言でいえば本書は、プロジェクトマネジメントのための指導書だ。 著者はプロアクティブ仕事術を「仕事をデザインし、あなたの未来を作ること」と定義する。右肩上がりの経済成長の時代は終わり、今までとこれからが連続しない時代では、これまでと同じ仕事…

「その働き方ムダですよ -コスパを高める仕事術」(おちまさと著)を読んだ

「ムダ」とはなにか著者ははっきり書いていないが、読み取るに「あるものごとにお金もしくは時間を投資したが、期待していたほどリターンを得られなかったとき、そのものごとはムダである」という意味らしい。一石二鳥、それどころか一石多鳥を狙うにはどう…

「異文化理解力ー相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養」(エリン・メイヤー著)を読んだ

読み始めてすぐに買ってよかった、もっと早く出会いたかったと思った書。著者はさまざまなできごとーー同僚をランチに誘うなどーーを示しながら、それが文化によってどのように理解されるかを示している。できごとはどれもささいなことで、ありふれているが…

「苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる法則」(ライアン・ホリデイ著)を読んだ

同じ著者による本の2冊目。 THE OBSTACLE IS THE WAY - 障害は道になる。著者が腕にタトゥーとして彫りこんでいる、この言葉の意味を説く本だ。 ローマ帝国皇帝アウレリウスが書き留めた言葉からこの本は始まる。 「われわれの活動が障害に阻まれることはあ…

「エゴを抑える技術」(ライアン・ホリデイ著)を読んだ

何回でも己を戒めるために読み返すべき名著。 EGO IS THE ENEMY - エゴは敵だ。 THE OBSTACLE IS THE WAY - 障害は道になる。 この二つの言葉は、著者が自分の左右の腕にタトゥーを彫り、毎日欠かさず目にして、人生の決断の指針としている言葉だ。歴史、哲…

「最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法」(中村禎著)を読んだ

この本は、35年にも及ぶコピーライター経験をもつ著者が、これから広告コピーを学ぶ人へ向けて心構えとヒントを贈るために書いた。広告コピーを書く作業には、言葉を「出す」ことと「選ぶ」ことの二つの仕事がある。著者がこの本にこめているのはいいコピー…

「勝つための状況判断学 軍隊に学ぶ戦略ノート」(松村ツトム著)を読んだ

すぐれた戦争論の書。著者は「戦争の基本的な原因は、価値観の相違が生む『怨念』と、軍事力の空白や不均衡に乗じて自己保存と繁栄を追い求める『欲望』である」と喝破する。世界の覇権構造の「現状維持」と「現状打破」のいずれを容認するのかがルールの根…

「ニュートレーダー×リッチトレーダー 完全プラス期待システム」(スティーブ・バーンズ著)を読んだ

昨日読んだ本の続編。こちらは投資家心理にスポットをあてている。 あらゆるトレーダーにとって最も危険な瞬間は、10%以上の投資資産が目減りし、即座にそれを取り戻したいと思う時だと著者はいう。口座残高が減ることによる心理的痛み、傷つけられた自信と…

「ニュートレーダー×リッチトレーダー 株式投資の極上心得」(スティーブ・バーンズ著)を読んだ

この本は「金持ち父さん貧乏父さん」に似た形式をとっている。新米トレーダーが近所に住む金持ちトレーダーを訪ね、彼から色々教えてもらいながら自分のトレーディングシステムを作り上げるまでの過程を小説風に書いている。 この本でとりあげている「ダーバ…

「老舗を再生させた十三代がどうしても伝えたい 小さな会社の生きる道」(中川淳著)を読んだ

おもしろい。要約するのはもったいない、全文繰返し読みたい、そんな一冊。 小説「限界集落株式会社」の現代版といおうか、小さなものづくり会社のブランディングを通して会社が元気になっていった実際のストーリーや、そこから見えてきた中小企業を元気にす…

「合理性を超えた先にイノベーションは生まれる」(金子智朗著)を読んだ

合理性とは「すでにある理屈に合う」ことだ。一方イノベーションとは「この世にないもので、みんなが(無意識に)欲しいと思っていたを作り出す」ことだ。合理性からイノベーションが生まれないのはこれだけでも明らかだ。 とはいえ、ルールを無視すればいいわ…

「次の会議までに読んでおくように!」(アル・ピタンパリ著)を読んだ

タイトルは著者が同僚に向けて書いたメモを想定しているそう。読み終わるのに一時間ちょっとという分量は、会議前に読むのにも悪くない。 ムダな会議が多すぎる。これが著者がこの本を書いたきっかけだ。そもそも会議とはどう意思決定するかを決める一番大切…

「明日から部下にイライラしなくなる本」(高橋克徳著)を読んだ

「はじめに」ですでに中間管理職の苦労と悲哀がひしひしと感じられて、きっと先には解決策が書かれているはずだから早く読み進めたいと思えてくる、そんな本。 なんでこんなこともできないのか、なんで同じミスばかり繰り返すのか、なんで自分から考えて動こ…

「エンジニアがビジネスリーダーをめざすための10の法則」(ベイカレント・コンサルティング)を読んだ

これもまたタイトルに一目惚れした本。 技術者と管理職、開発と営業、お互い協力すべきなのに、お互いの主張を繰り返すばかりでコミュニケーションがうまくいかない、というのをよく見聞きするから、その原因と解決のヒントを得られるかもしれないと思い、選…

「ビジネスは30秒で話せ! 短く、魅力的に伝えるプレゼンの技術」(ケビン・キャロル/ボブ・エリオット著)を読んだ

この一冊は前回読んだ「伝わる化」とは違い、正真正銘プレゼンのためのノウハウ本だ。タイトル通り、短く、印象に残るプレゼンをするために心がけるべきことをまとめている。 ビジネスの世界ではコミュニケーション下手は成功しない。理由は簡単。自分の言い…

「伝わる化 -コミュニケーションを征する者がビジネスを征す」(大塚寿、姥谷芳昭共著)を読んだ

この本はタイトルから伝え方のノウハウ本かと思ったが、それだけではなかった。「伝わる」ことについての現状やその原因、「伝わる」ためにはどのような手が打てるか、著者らの考えをまとめた一冊だ。 「伝わらない」という状況がどんどん増えているが、パソ…

「戦略的ストーリー思考入門」(生方正也著)を読んだ

筋道立てて説明しなさい、という言葉をよく聞く。これまで自分なりに工夫して分かりやすく説明してきたつもりだが、実はまだまだ工夫の余地がある、と教えてくれた一冊。 著者によれば、ストーリー思考とは「身近な題材や経験をストーリーの構成に落としこみ…

「選ばれるプロフェッショナル -クライアントが本当に求めていること」(J.N.シース、A.ソーベル著)を読んだ

タイトルに一目惚れした本。 クライアントをもつ弁護士、会計士、経営アドバイザーなどのような人々が、どのようにしてクライアントと長期間にわたる信頼関係ーー専門知識やスキルをお金で買うだけではない関係ーーを築くか、名だたる企業の経営層へのインタ…

「あのお店はなぜ消耗戦を抜け出せたのか 〜ネット時代の老舗に学ぶ「戦わないマーケティング」〜」(仲山進也著)を読んだ

いい本だな、と、読んだあとふうっとため息をついた。 この本では楽天市場で10年以上継続しているネットショップをとりあげ、何故値下げ競争などの消耗戦を抜け出して長く生き残ることができたのか、どうやって取り組んだのか、さまざまな実例とともに紹介し…

「未来をつくるファイナンス -決断のための企業財務理論入門-」(東堂馬人著)を読んだ

ファイナンスの本を読んだのは人生で5冊程度だが、ある本がある方法を使うべきだと書いているかと思えば、別の本でそれは使うべきでないと反対している、ということが多々ある。自分ならどれを選ぶか、そんなことを考えながら色々読み比べてみるのも面白い。…

「非対称情報の経済学 -スティグリッツと新しい経済学-」(藪下史郎著)を読んだ

この本は、これまでのいわゆる伝統的経済学では説明が難しかったが、実際には大変よく見かけることを説明出来る新しい経済学理論を紹介している。論理展開が多かったため、経済学理論の基礎知識があまりない私にとっては読み進めることがかなり難しかったが…

「世界No.2セールスウーマンが教える 営業のビタミン プラス・アルファ」(和田裕美著)を読んだ

この本を書いた和田裕美さんは、昨日読んだ「ザ・エージェント ベストセラー作家を探しつづける男」で紹介されていた方だ。この本の著者エージェントでもちゃんと「アップルシード・エージェンシー」が表示されている。鬼塚忠さんが初めて和田裕美さんに会っ…

「ザ・エージェント ベストセラー作家を探しつづける男」(鬼塚忠著)を読んだ

私は読むのは好きだけれど、書くことについては下手の横好きで、言葉選びも、長い文章を書くのもあまり得意ではない。だから、分厚くずっしりしているにもかかわらず、面白くて最後まで一気に読まずにはいられない本に出会うと、それを書いた作家のすごさに…

「アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ」(岡嶋裕史著)を読んだ

これは面白い。情報化社会の覇者たる三大企業が、クラウドにどう肉薄しようとしているのかを明快に書き分けている一冊。 マイクロソフトは、既存OSであるウィンドウズとその上で動くソフトの圧倒的な蓄積、対応技術者の蓄積こそが彼らの最大の資産だと理解し…

「明日、会社がなくなっても、自分の名前で勝負できますか?」(川上徹也著)を読んだ

私はかつて、期間限定契約で雇われたMさんという人と仕事をしたことがある。会社があるプロジェクトのためにいくつか社内チームを立ち上げ、Mさんはリーダーとしてそのうちの一つに加わった。契約期間はプロジェクトが終わるまでだ。 Mさんは担当分野につい…

「段階的なアプローチが分かりやすい 無理せずに勝てる交渉術」(G・リチャード・シェル著)を読んだ

交渉術についての本、3冊目。 1冊目を読んだときは交渉術について馴染みがなく、読むのに時間がかかった。2冊目で交渉術のさまざまなアプローチを紹介しており、それを読み通したことで自分の中に土台ができてきた感覚がある。 この3冊目の特徴は、交渉者自…