コーヒータイム

日々読んだ本の感想。時々日常。

『千年の黙 異本源氏物語 平安推理絵巻』(森谷明子著)を読んだ

千年の黙 異本源氏物語 (創元推理文庫) 作者: 森谷明子 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2009/06/25 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (13件) を見る 平安時代は、物語の舞台としてとても好きな時代だ。貴族間の恋のかけひき、季節の…

『陰日向に咲く』(劇団ひとり著)を読んだ

陰日向に咲く (幻冬舎文庫) 作者: 劇団ひとり 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2012/09/12 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 軽いテイストの小説。5人の"陽に当たらない落ちこぼれ"の人生がほんの一点で交差する群像劇を、5篇の短編小説で…

【おすすめ】 『売上目標は立てるな! 20人までの組織をまとめるリアルマネジメント』(岩渕龍正著)を読んだ

売上目標は立てるな! 20人までの組織をまとめるリアルマネジメント 作者: 岩渕龍正 出版社/メーカー: CCCメディアハウス 発売日: 2013/10/11 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る タイトルがキャッチーだから、「トンデモ本?」と一瞬身構えてし…

『いわゆる「当たり前の幸せ」を愚直に追い求めてしまうと、30歳サラリーマンは、年収1000万円でも破産します』(小屋洋一著)を読んだ

この本のメッセージは明快だ。 「今現在、みんなお金を使いすぎていますよ。 『自分は普通に暮らしている』と思っているあなたこそ、生活を改めないと、破産してしまいますよ」 著者がいう「普通の暮らし」とは、結婚して、子供を作り、家を買って、保険にも…

【おすすめ】『モチベーション革命 稼ぐために働きなくない世代の解体書』(尾原和啓著)を読んだ

モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book) 作者: 尾原和啓 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/09/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る この本を読んで、なぜ私が出世などの動機付けに興味がわかず…

『栄光なき天才たち アベベ・ビギラ 円谷幸吉』(森田信吾)を読んだ

栄光なき天才たち1上 東京五輪の長距離走者――裸足の王者アベベ・ビギラと忍耐の男、円谷幸吉 作者: 森田信吾 出版社/メーカー: ゴマブックス株式会社 発売日: 2015/11/14 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 栄光なき天才たち1下 アベベ・ビギ…

『ラッキーをつかみ取る技術』(小杉俊哉著)を読んだ

ラッキーをつかみ取る技術 (光文社新書) 作者: 小杉俊哉 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2013/12/20 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 前著『30代はキャリアの転機』が面白かったから、同じ著者の本を探して読んだ。 初版2005年だから前著と…

【おすすめ】『30代はキャリアの転機』(小杉俊哉著)を読んだ

30代はキャリアの転機 (NextPublishing) 作者: 小杉俊哉 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング 発売日: 2016/05/12 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る この本は1998年出版の処女作『29歳はキャリアの転機』を再版したものであるが…

『3年後、転職する人、起業する人、会社に残る人』(佐藤文男著)を読んだ

著者はまだ転職が一般的でなかった90年代に転職と起業を両方経験している。今は人材紹介ビジネスを営み、転職希望者のサポートをしている。転職関連の本は毎年一冊ペースで10数冊出している。 これは私の持論だが、一人の著者が同一テーマで複数冊の本を書く…

【おすすめ】『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則』(ジム・コリンズ、ジェリー・ポラス著)を読んだ

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 作者: ジム・コリンズ,山岡洋一 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 1995/09/26 メディア: 単行本 購入: 33人 クリック: 196回 この商品を含むブログ (276件) を見る 経営者だけではなく、従業員、さらに…

『君の膵臓をたべたい』(住野よる著)を読んだ

君の膵臓をたべたい (双葉文庫) 作者: 住野よる 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2017/04/27 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (13件) を見る 映画にもなった大ヒット青春小説。近所の本屋で、山積みになった文庫本の前でエンドレスにプロモーション映…

『脱・限界集落株式会社』(黒野伸一著)を読んだ

脱・限界集落株式会社 (小学館文庫) 作者: 黒野伸一 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/11/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 『限界集落株式会社』の続き。止村経営が軌道に乗り、急激な成長はないものの持続的活況が見えてきたころ…

【おすすめ】『最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか』(ジェームズ・R・チャイルズ著)を読んだ

最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか 作者: ジェームズ R・チャイルズ,高橋健次 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 2006/10/19 メディア: 単行本 購入: 7人 クリック: 231回 この商品を含むブログ (60件) を見る 読書ルールを変えることにした。これ…

【おすすめ】『もうひとつの京都』(アレックス・カー著)を読んだ

もうひとつの京都 作者: アレックス・カー 出版社/メーカー: 世界文化社 発売日: 2016/09/17 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 10代の頃、京都に住んでいたことがある。盆地の中にある街だから、夏は暑く冬は寒かった。通学途中で毎日のように古…

『22年目の告白 ー私が殺人犯ですー』(浜口倫太郎著)を読んだ

22年目の告白-私が殺人犯です- (講談社文庫) 作者: 浜口倫太郎 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/04/14 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 藤原竜也、伊藤英明W主演で映画化されたことで、この小説のことを知った。 1995年1月14日から…

【おすすめ】『社長復活 ぼくが再起業した理由』(板倉雄一郎著)を読んだ

社長復活 作者: 板倉雄一郎 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2013/01/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 2回 この商品を含むブログを見る IT起業家の頭の中を垣間見せてくれるとても面白い本。著者の板倉雄一郎氏の略歴はこうだ。 ⚫︎高校卒…

『道を継ぐ』(佐藤友美著)を読んだ

道を継ぐ 作者: 佐藤友美,ミネシンゴ,松尾たいこ,鈴木三枝子 出版社/メーカー: アタシ社 発売日: 2017/03/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る この本を手に取ったのはタイトルと表紙が美しかったからで、取り上げられている鈴木三枝子さんとい…

シェリー『フランケンシュタイン』を読んだ

「おれはおれをつくったおまえにも嫌われている。だとすれば 、おれに何の恩義もないほかの人間からどんな希望がもらえるというのか?はねつけられて嫌われるだけのことだ。」 哀れで惨めな醜い生き物、主人公フランケンシュタインの手で、納骨堂の骨と動物…

『世界文学の名言』(クリストファー・ベルトン著)を読んだ

著者もふれているように、たいていの文学の名言はその文学物語のストーリーの中で理解されるべきであるけれど、その部分だけでも心に触れてくるものをいくつか書く。 Fear of danger is ten thousand times more terrifying than danger itself. ーー危険へ…

チェーホフ『ワーニャ伯父さん』を読んだ

ビジネス書が続いたので文学で息抜き。チェーホフの四大戯曲のひとつで、田舎生活の情景と副題が打たれているものだ。 私はロシア文学をあまり読まない。理由は人名が覚えにくすぎること。例えばこの本のタイトルにもなった主人公「ワーニャ伯父さん」のワー…

『他社から引き抜かれる人の仕事術』(中山遼二著)を読んだ

他社から引き抜かれる人の仕事術 作者: 中山遼二 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 発売日: 2012/05/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ヘッドハンティングされる人にはさまざまなタイプがいるだろうけれど、…

『買収ファンド ハゲタカか、経営革命か』(和田勉著)を読んだ

買収ファンド?ハゲタカか、経営革命か? (光文社新書) 作者: 和田勉 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2014/07/11 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 買収ファンドという言葉にはあまりなじみがなかった。ファンドという言葉は米国発マネーゲー…

『私、社長ではなくなりました。ワイキューブでの7435日』(安田佳生著)を読んだ

私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日 作者: 安田佳生(やすだよしお) 出版社/メーカー: プレジデント社 発売日: 2012/02/28 メディア: 単行本 購入: 7人 クリック: 48回 この商品を含むブログ (13件) を見る 2011年3月10日、東日本大震…

『その仕事のやり方だと、予算と時間がいくらあっても足りませんよ。』(降籏達生著)を読んだ

その仕事のやり方だと、予算と時間がいくらあっても足りませんよ。 作者: 降籏達生 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 発売日: 2015/04/14 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 『大金持ちの教…

『企業はなぜ危機対応に失敗するのか 相次ぐ「巨大不祥事」の核心』(郷原信郎著)を読んだ

神戸製鋼が揺れている。全世界の製造業を巻きこんだ前代未聞レベルの不祥事に発展しそうで、企業として市場からの退場はもはや時間の問題のように思える。 だが「偽装」された数値がなにで、品質にどのような問題が生じうるのかはなかなか詳細が見えてこない…

『大工の棟梁に学ぶプロジェクトマネジメント』(白鳥美子著)を読んだ

大工の棟梁に学ぶプロジェクトマネジメント (マイナビ新書) 作者: 白鳥美子 出版社/メーカー: マイナビ出版 発売日: 2014/10/24 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る プロジェクトマネジメントの本に最近良く手が伸びる。 大工の棟梁といえば、現…

『特定の人としかうまく付き合えないのは 、結局 、あなたの心が冷めているからだ』(五百田達成、堀田秀吾著)を読んだ

特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ (新潮文庫) 作者: 五百田達成,堀田秀吾 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/09/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、…

『最短で達成する 全体最適のプロジェクトマネジメント』(岸良裕司著)を読んだ

最短で達成する 全体最適のプロジェクトマネジメント 作者: 岸良裕司 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版 発売日: 2011/02/23 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 初めて読んだゴールドラット博士の著書は『クリティカル・チェーン』だったと思う…

『大金持ちの教科書』(加谷珪一著)を読んだ

大金持ちの教科書 作者: 加谷珪一 出版社/メーカー: CCCメディアハウス 発売日: 2014/11/29 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 前著『お金持ちの教科書』の応用編ともいうべき本書のメッセージは、「大きなお金を稼ぐには 、ビジネスから得…

魯迅 《祝福》

魯迅の小説二作目。『阿Q正传』よりは分かりやすいのだが…読了後の正直な感想は「なぜよりによってこのタイトルにした?」だ。 小説の主人公は旧正月を控えて故郷に戻り、親戚宅に居候している。村全体で旧正月のお祝いに特別なごちそうを用意し、爆竹を鳴ら…