コーヒータイム -Learning Optimism-

本を読むということは、これまで自分のなかになかったものを取りこみ、育ててゆくこと。多読乱読、英語書や中国語書もときどき。

ビジネスは30秒で話せ! 短く、魅力的に伝えるプレゼンの技術 (ケビン・キャロル/ボブ・エリオット著)

この一冊は前回読んだ「伝わる化」とは違い、正真正銘プレゼンのためのノウハウ本だ。タイトル通り、短く、印象に残るプレゼンをするために心がけるべきことをまとめている。

ビジネスの世界ではコミュニケーション下手は成功しない。理由は簡単。自分の言いたいことを相手に伝えられなければ代わりに誰かがやってしまうから。反対にコミュニケーション上手はいい印象をもたれ、周囲から話を聞いてもらえるようになり、影響力が上がる。

この本ではコミュニケーションを妨げるトップ10を紹介しているので、私のコミュニケーションを自己チェックしてみた。

 

⒈ 自分が何を伝えたいのかを頭の中で明確に理解していないのに話し始める。

      →心当たりあり。とにかく話さなければと思ったり、自分の考えを整理するために話したりする時。だいたい言っていることが混乱している。

⒉ ダイヤモンド・モデルを使わずに話す。

      →この本で紹介されたモデル。これまでは知らなかったのだから当然使っていないけれど、素晴らしく使い勝手が良さそう。

⒊ 聞き手にとって何がメリットなのかをはっきりと示さない。

      →聞き手が勝手にメリットを判断してくれるはずと、はっきり言わないことが結構ある。反省。

⒋ 長々としゃべりすぎたり、本題からズレたことを話す。

      →これはあまりない。(と、自分では思う) ただし自分では本題からズレていないと思い込んでいる場合はあるかもしれない。

⒌ 業界用語や専門用語を使いすぎる。

      →しょっちゅう。これも反省。

⒍ アイコンタクトをあまり、または全然取らない。

      →最初はとるよう心がけるが、話しているうちにおろそかになっているかもしれない。動画があれば確認できるだろう。今度撮ってみよう。自分の下手なプレゼンに打ちのめされるかもしれないが。

⒎ エネルギーなくボソボソと話したり、単調に話す。

      →普段はしっかり話すが、眠かったり体調悪かったりするとこうなることはある。

⒏ 顔の表情があまりない。

      →どうだろう?  これも動画で要チェック。

⒐ 早口で話しすぎる。

      →どちらかといえばゆっくり話すのでこれは大丈夫。

⒑ たとえ話や個人的な体験など話をイキイキさせる工夫がない。

      →これは要改善。まじめな話に終始することが多いが、退屈かもしれない。