コーヒータイム

日々読んだ本の感想。時々日常。

「明日から部下にイライラしなくなる本」(高橋克徳著)を読んだ

「はじめに」ですでに中間管理職の苦労と悲哀がひしひしと感じられて、きっと先には解決策が書かれているはずだから早く読み進めたいと思えてくる、そんな本。

なんでこんなこともできないのか、なんで同じミスばかり繰り返すのか、なんで自分から考えて動こうとしないのか…上司の部下への不満は多い。しまいには部下が自分の足を引っ張るとさえ感じられてしまう。

けれど、その原因は上司が部下の成長段階(フェーズ)に合わせた関わり方をしていないからかもしれない。または、一人の人間として部下と性格や行動パターンやその背後にある心理をつかんでいないからかもしれない。

成長段階には「学ぶ」「やり切る」「伝える」「超える」の四つがあり、どのフェーズにいるかは部下ごとに違う。仕事の内容や姿勢を「学ぶ」フェーズにある部下に、自力で考えて仕事をやりとげる「やり切る」フェーズの仕事ぶりを要求してもうまくいかない。能力の問題ではなく、まだそれができるフェーズに達していないだけかもしれないのだ。こう考えることで上司の期待と部下の現状をすりあわせることができれば、それだけで随分違う。大切なのは他人と比較するのではなく、その人の過去と比べること。その人自身の変化と比べることで、部下の成長が見えてきて、イライラよりも嬉しいことが増えてくる。