コーヒータイム

日々読んだ本の感想。時々日常。

『なぜ、嫌われ者だけが出世するのか?』(斎藤勇著)を読んだ

さまざまなビジネス上の人間心理を、実験社会心理学から解きあかそうとする一冊。

なぜ上司は依怙贔屓をするか?  なぜ互いに足を引っ張りあうのか?  なぜ上司は権限を振りかざすようになるのか?  身近で見る機会がそれなりにある現象を実験社会心理学の実験で再現し、人間の業とも呼べる心理傾向を解きあかそうとしている。

例えばある実験結果から、「社会的に望ましくない点(度合い)が高い時は、その行動から私達はその人の性格を確信を持って決めつけることがわかる。また、最初に「この人はこういう性格だろう」という情報を得ると、後からその人が別の性格をもっていると示す情報が入っても、最初の印象は簡単には変えられず、それどころか後から入ってくる情報は色付けられ、最初の性格を裏付けるものとして認識されることすらある。人は第一印象で決まるとよく言われるが、心理学的裏付けもあるのだ。