コーヒータイム -Learning Optimism-

本を読むということは、これまで自分のなかになかったものを取りこみ、育ててゆくこと。多読乱読、英語書や中国語書もときどき。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

カンボジアで出会いたい100人 (西村清志郎著)

カンボジアで10年間住んだ著者が、カンボジアでお世話になった在住日本人、出会ったさまざまな魅力的な日本人を紹介した一冊。大雑把にいえば、プノンペン編、シェムリアップ編などに分かれており、首都プノンペンでは大使館・外務省関係者などが政治的背景…

【おすすめ】『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』(松尾豊著)

良書は目の前の霧をパッと晴らしてくれる。 もやもやしていた感覚を明快な言葉で示してくれる。 つながりが見えなかったものごとの関係を示して、全体像とそれぞれの位置付けを見せてくれる。 本書はまさにそうした良書だ。 本書は、人工知能の入門書として…

1440分の価値 (ケビン・クルーズ著)

面白いことに、この本に従うならば、私はきっとこの本をこの先二度読むことはないだろう。なぜなら「一度しか触らない」ことが時間節約に有効なのだから。 本書では「時間は最も貴重かつ最も希少な資源である」ことを思い出させるとともに、時間をどう活用す…

人生ドラクエ化マニュアルII 人生の敵攻略編 (JUNZO著)

一冊目の『人生ドラクエ化マニュアル』を読んだのは随分前だが、本を開けば、一冊目を読んだときのワクワク感がよみがえってきた。まずは人生ゲーム化理論のおさらいから始める安心設計がうれしい。 <人生ゲーム化理論> 血湧き肉躍る目的を自ら設定し、 本…

空棺の烏(阿部智里著)

八咫烏シリーズの四作目。舞台は人ではなく八咫烏が支配する世界。金烏(きんう)と冠する族長宗家が君臨し、東西南北の有力貴族の四家がそれぞれの領地を治める。 前作で猿に襲われた故郷と若宮の心のありようを知った雪哉が、決意を秘めて勁草院の扉をたたく…