コーヒータイム -Learning Optimism-

18歳のわが子に読書をすすめるために、まずわたしが多読乱読しながらおすすめを探しています。英語書や中国語書もときどき。

小説・エッセイ

<英語読書チャレンジ 35 / 365> P. Saniee “The Book of Fate”(邦題《幸せの残像》)

英語の本365冊読破にチャレンジ。ページ数は最低100頁程度、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2025年3月20日。本書はイランの女流作家によるベストセラー。邦訳タイトルは《幸せの残像》であるが、英語版原題は "The Book o…

<英語読書チャレンジ 23 / 365> P.G. Woodhouse “The Inimitable Jeeves”(邦題《比類なきジーヴス》)

英語の本365冊読破にチャレンジ。ページ数は最低100頁程度、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2025年3月20日。本書はイギリスで大人気のコメディシリーズ《ジーヴスシリーズ》。邦訳タイトルは『比類なきジーヴス』で、原著…

<英語読書チャレンジ 16 / 365> A.Christie “The Murder of Roger Ackroyd”(邦題《アクロイド殺し》)

思いつきで英語の本365冊読破にチャレンジ。ページ数100以上、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2025年3月20日。本書はミステリーの女王アガサ・クリスティーによる名探偵エルキュール・ポアロシリーズ《アクロイド殺し》。…

<英語読書チャレンジ 15 / 365> A. Christie “The Mysterious Affair at Styles”(邦題《スタイルズ荘の怪事件》)

思いつきで英語の本365冊読破にチャレンジ。ページ数100以上、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2025年3月20日。本書はミステリーの女王アガサ・クリスティーの初の長編作品にして、名探偵エルキュール・ポアロシリーズの第…

<英語読書チャレンジ 14 / 365> C.S.Lewis “Prince Caspian, The Return to Narnia”(邦題《ナルニア国物語2 カスピアン王子の角笛》)

思いつきで英語の本365冊読破にチャレンジ。ページ数100以上、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2025年3月20日。本書は映画化された大人気ファンタジーシリーズ《ナルニア国物語》の第2作《カスピアン王子の角笛》。子ども…

<英語読書チャレンジ 13 / 365> C.S.Lewis “The Lion, the Witch and the Wardrobe”(邦題《ナルニア国物語1 ライオンと魔女》)

思いつきで英語の本365冊読破にチャレンジ。ページ数100以上、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2025年3月20日。本書は映画化された大人気ファンタジーシリーズ《ナルニア国物語》の第1作《ライオンと魔女》。子ども向けで…

<英語読書チャレンジ 10 / 365> J.R.R.Tolkien “The Silmarillion”(邦題《シルマリルの物語》)

思いつきで英語の本365冊読破にチャレンジ。ページ数100以上、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2025年3月20日。 本書はもはや説明不要のファンタジーの金字塔『ホビットの冒険』『指輪物語』のいわば前日譚にあたる『シル…

<英語読書チャレンジ 5/100> Glendy Vanderah “Where the Forest Meets the Stars”

思いつきで英語の本100冊読破にチャレンジ。ページ数100以上、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2023年3月末まで。 Where the Forest Meets the Stars (English Edition) 作者:Vanderah, Glendy Lake Union Publishing Amaz…

<英語読書チャレンジ 4/100> Karen McQuestion “The Moonlight Child”

思いつきで英語の本100冊読破にチャレンジ。ページ数100以上、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2023年3月末まで。 The Moonlight Child (English Edition) 作者:McQuestion, Karen NIGHTSKY PRESS Amazon Karen McQuestion…

<英語読書チャレンジ 3/100> Charles Dickens “Great Expectations”(邦題《大いなる遺産》)

思いつきで英語の本100冊読破にチャレンジ。ページ数100以上、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2023年3月末まで。 本書はノルウェー・ブック・クラブが選出した「世界最高の文学100冊」(原題:Bokkulubben World Library…

英国発ドタバタラブコメディで笑いころげる〜ヘレン・フィールディング『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ

シリーズ全3冊。ロンドンに住む "ごくふつうの" 独身女性ブリジット・ジョーンズとその家族友人たちのドタバタラブ・コメディ。 イギリスのコメディは軽快なタッチでブラックなお題目を笑いとばすのが得意。本作も女性のキャリア、フェミニズム、職場恋愛、…

病めるときはそばにいたのに、健やかなるときはそばにいられなくなる〜周大新《湖光山色》

2019年、中国政府が建国70周年を記念して、中華人民共和国最高の現代小説70作品を選出した。中国語を学ぶのによいし、政府がどのような価値観を推奨しているかを学ぶのにとてもよい。 この本はそのうちの1冊。未邦訳。 舞台は山地にかこまれた風光明媚な湖…

世紀末、中国長江沿いのある都市でのものがたり〜周梅森《中国製造》

2019年、中国政府が建国70周年を記念して、中華人民共和国最高の現代小説70作品を選出した。中国語を学ぶのによいし、政府がどのような価値観を推奨しているかを学ぶのにとてもよい。 この本はそのうちの1冊。未邦訳。 1998年6月23日。主人公の高長河(ガオ…

【おすすめ】心霊現象調査所へようこそ〜小野不由美『ゴーストハント』シリーズ

ファンといいながら小野不由美主上の原点たる〈ゴーストハント〉シリーズが未読であったため、一気読み。 現在入手可能なのはリライト版で、オリジナルは1990年代に出版された講談社X文庫ティーンズハート版だけれど、現在は絶版。続編にあたる『悪霊の棲む…

さまざまなジャンルの小説の原型を打ち立てた傑作たち〜エドガー・アラン・ポー《全集》

アラン・ポー全集(30作品収録) 新海外文学電子大系 作者:エドガー・アラン・ポー,佐々木直次郎,森鴎外 芙蓉出版 Amazon アッシャー家の崩壊/黄金虫 (光文社古典新訳文庫) 作者:ポー 光文社 Amazon 黒猫/モルグ街の殺人 (光文社古典新訳文庫) 作者:ポー …

天才女医の診断事件簿〜知念実希人『天久鷹央の推理カルテ』

地域医療を担う、病床数600以上の天医会総合病院。そこには統括診断部という変わった部門があり、所属員は部長である女医・天久鷹央と所属医・小鳥遊優のたったふたり。膨大な知識を有し、超人的な記憶能力、計算能力、知能、好奇心をそなえながら、人付き合…

ここではないどこか、いまの生活ではないなにか〜アントン・チェーホフ《チェーホフ全集》

ワーニャ伯父さん/三人姉妹 (光文社古典新訳文庫) 作者:チェーホフ 光文社 Amazon 桜の園/プロポーズ/熊 (光文社古典新訳文庫) 作者:チェーホフ 光文社 Amazon チェーホフ全集(28作品収録) 新海外文学電子大系 作者:アントン・チェーホフ,鈴木三重吉 芙…

【おすすめ】むきだしの人間の弱さ〜葉真中顕『灼熱』

灼熱 作者:葉真中 顕 新潮社 Amazon いつのことだか、世界情勢についてあれこれ雑談しているとき、ふと思い立ったことを口にした。 ーー核保有国同士では戦争は起こらない。少なくとも核戦争は絶対起こらない。なぜなら核兵器の恐ろしさを知っているから。そ…

恐れを抱かずにはいられない人間の宿命〜貴志祐介『天使の囀り』

貴志祐介さんの小説を読んだのは〈リング〉シリーズから始まるホラーブームの真っ最中、『ISOLA - 13番めの人格- 』が最初。主人公の賀茂由香里は人の強い感情を読みとることができるエンパスで、長期入院中の多重人格者・森谷千尋に会う。彼女の中には十二…

救命救急の現場にみられる冷徹と人情〜浜辺祐一『救命センター カンファレンス・ノート』

著者の浜辺祐一氏は現役の墨東病院救命救急センター部長で、2021年の東京パラリンピックで組織委員会より重症者受け入れを要請された際、 「救命救急センターは本来、突発、不測の重症患者に備えるものであり、予定された行事のバックアップをするものではな…

日常生活にまぎれた悪夢がむき出しにされる瞬間〜宮部みゆき『希望荘』

宮部みゆきさんの〈杉村三郎シリーズ〉の第4作。4篇の中編小説がおさめられている。〈杉村三郎シリーズ〉を読むのはこれで2冊目で、1冊目『昨日がなければ明日もない』は別のブログ記事に書いた。 日常生活の中に立ちこめる黒雲〜宮部みゆき『昨日がなけ…

日常生活の中に立ちこめる黒雲〜宮部みゆき『昨日がなければ明日もない』

宮部みゆきさんの〈杉村三郎シリーズ〉の第5作。3篇の中編小説がおさめられていて、短いからさくさく読みやすい。 〈杉村三郎シリーズ〉を読むのは実はこれが初めて。シリーズの順番は『誰か』『名もなき毒』『ペテロの葬列』『希望荘』から、この第5作『…

家畜の安寧に甘んじるなという叫び〜魯迅《小説集・呐喊》

ノルウェー・ブック・クラブが選出した「世界最高の文学100冊」(原題:Bokkulubben World Library)の一冊。選出されているのは "Diary of a Madman and Other Stories" だが、"Diary of a Madman"(邦題《狂人日記》)は魯迅の小説集《呐喊》(中国語で「…

[テーマ読書](未完 28 / 100)世界最高の文学100冊を読んでみた

ノルウェー・ブック・クラブが選出した「世界最高の文学100冊」(原題:Bokkulubben World Library)というものがあることを知り、全作読んでみることにした。 Library of World Literature » Bokklubben 目標は2030年までに全作読破。英語原著はできるだけ…

[テーマ読書]わたしの好きな中国現代小説家

中国現代小説を読むのはワクワクする。日本でいう半沢直樹みたいな立身出世小説もあれば、林真理子あたりが書きそうなどろどろ家庭小説、不倫小説、若者たちのなやみをつづった青春小説など、ジャンルは日本とあまり変わらないけれど、90年代以降急激に発展…

「意識の流れ」という新手法〜ヴァージニア・ウルフ《ダロウェイ夫人》

Mrs Dalloway 作者:Woolf, Virginia Penguin Classics Amazon ダロウェイ夫人 (光文社古典新訳文庫) 作者:ウルフ 光文社 Amazon 〈怖い絵〉シリーズの著者である中野京子さんは、絵画をありのままに見て感じとるだけではなく、その絵画が制作された時代背景…

黒人として、友達として〜マーク・トウェイン《ハックルベリー・フィンの冒険》

The Adventures of Huckleberry Finn (English Edition) 作者:Twain, Mark Amazon ハックルベリー・フィンの冒険(上) (光文社古典新訳文庫) 作者:トウェイン 光文社 Amazon ハックルベリー・フィンの冒険(下) (光文社古典新訳文庫) 作者:トウェイン 光文…

流れゆく時からふと汲みあげた小説〜川端康成《山の音》

山の音 (角川文庫) 作者:川端 康成 KADOKAWA Amazon 川端康成は《雪国》《伊豆の踊り子》が有名だけれど、この《山の音》については知らなかった。しかし、海外での評価が高く、ノルウェー・ブック・クラブ発表の「史上最高の文学100」に選出されたことを知…

真の読者にはとどかない寓話〜ジョージ・オーウェル《動物牧場》

動物農場 (角川文庫) 作者:ジョージ・オーウェル,高畠 文夫 KADOKAWA Amazon 中篇《動物農場》 本作は《1984》の著者ジョージ・オーウェルのもうひとつの代表作。《1984》の読書感想はこちら。 身震いするほどの不快感〜ジョージ・オーウェル《1984》 - コー…

身震いするほどの不快感〜ジョージ・オーウェル《1984》

1984 (角川文庫) 作者:ジョージ・オーウェル,田内 志文 KADOKAWA Amazon この小説はどこまで想像力による創作物で、どこからが歴史上の事実をなぞらえているのだろう? たぶん世界でもっとも有名なディストピア小説である《1984》を読みつづけてしばらくたっ…