コーヒータイム -Learning Optimism-

本を読むということは、これまで自分のなかになかったものを取りこみ、育ててゆくこと。多読乱読、英語書や中国語書もときどき。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

タイトルにこそ答えよう『IOTビジネスをなぜ始めるのか?』

人工知能、クラウド、ビッグデータ、IOT、RPA…流行りの新しい情報技術についての、なんだか凄そうな単語を新聞や雑誌やネット記事などで見かけない日はなくなったように思う。そしてビジネスパーソン(とくに古めの日系企業に勤める方)は、こういう事態に直…

入門書にぴったり『トコトンやさしい組込みシステムの本』

以前、アイコンをつなげてプログラミングを行うタイプのソフトウェア「ExtendSim」で遊んだことがある。アイコンの機能が見た目ですぐわかるようになっており(演算用なら “+” 記号がついているなど)、入出力もアイコンにくっついている小さな正方形の数と…

女達のサイドストーリー『烏百花 -蛍の章-』

大人気の八咫烏シリーズの番外編。本編ではほとんどの作品が武人の雪哉と若宮を主人公としているため、どうしても男中心の物語になる。けれど本編ではあまり語られない女達にもそれぞれの物語があり、生き方があり、甘い恋や苦い恋がある。今作はそれらを集…

罪をつぐなうにはどうするか『虚ろな十字架』

仮出所中の強盗殺人犯に娘・愛美を殺された小夜子が、死刑廃止論に断固反対するライターとなり、数年後、彼女自身が、ある殺人事件の被害者になった。いったいなにがあったのか、事件後に離婚した元夫・中原が、亡き小夜子の最後の足取りをたどっていく。そ…