2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧
これからデータ分析を始めたい人のための本 作者: 工藤卓哉 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2014/12/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 「努力や勇気ある一歩を踏み出したとしても、目的や着地点への方向性がなければ(その努力や行動の…
プラチナデータ (幻冬舎文庫) 作者: 東野圭吾 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2012/07/05 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 45回 この商品を含むブログ (103件) を見る 人は平等ではない。 読みきったあとに浮かんだ強い感慨だ。 物語は、遺伝子情報か…
タイトルは著者が同僚に向けて書いたメモを想定しているそう。読み終わるのに一時間ちょっとという分量は、会議前に読むのにも悪くない。 ムダな会議が多すぎる。これが著者がこの本を書いたきっかけだ。そもそも会議とはどう意思決定するかを決める一番大切…
カミーノ・デ・サンティアゴという道がある。スペイン北西部に向かって伸びるキリスト教の巡礼の道だ。800キロに及ぶ道を、険しい山や谷、荒野、点在する村、広大な麦畑やひまわり畑を抜けて、サンティアゴ大聖堂をめざす。必要なことは、歩くこと、ただそれ…
この本の初版は2016年10月30日。 校了だ印刷だといろいろあるだろうから、きっとこの日付よりずっと前に希実子さんの原稿が上がっていたはず。それはいつだろう。 「実はこの本を書いたのは、麻央ちゃんに読んでほしかったから」 終わりの方に、ちょっと恥ず…
ザ・プラットフォーム:IT企業はなぜ世界を変えるのか? 作者: 尾原和啓 出版社/メーカー: PLANETS 発売日: 2015/06/09 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る プラットフォームとは、著者の定義によると「個人や企業などのプレイヤーが参加するこ…
「はじめに」ですでに中間管理職の苦労と悲哀がひしひしと感じられて、きっと先には解決策が書かれているはずだから早く読み進めたいと思えてくる、そんな本。 なんでこんなこともできないのか、なんで同じミスばかり繰り返すのか、なんで自分から考えて動こ…
とても読み応えがあるプロ漫画家のインタビュー集。冒頭にこうある。 教育の難しいところは「教えられている側は身につくまで、教えられていることの重要性が分からない」ということです。…「先輩がそういうのだから、自分には分からない何かがあるのかもし…
エンジニアがビジネスリーダーをめざすための10の法則 作者: ベイカレント・コンサルティング 出版社/メーカー: 翔泳社 発売日: 2016/07/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る これもまたタイトルに一目惚れした本。 技術者と管…
ウイスキーを飲む機会が増えてきている。たいていは水割り。最初は鼻に抜ける香りが苦手だったが、水割りにするとそれが抑えられ、芳醇な味わいを楽しめるようになった。これまではジョニーウォーカーやオールドパーなど定番銘柄を飲むことが多かったが、機…
この一冊は前回読んだ「伝わる化」とは違い、正真正銘プレゼンのためのノウハウ本だ。タイトル通り、短く、印象に残るプレゼンをするために心がけるべきことをまとめている。 ビジネスの世界ではコミュニケーション下手は成功しない。理由は簡単。自分の言い…
この本はタイトルから伝え方のノウハウ本かと思ったが、それだけではなかった。「伝わる」ことについての現状やその原因、「伝わる」ためにはどのような手が打てるか、著者らの考えをまとめた一冊だ。 「伝わらない」という状況がどんどん増えているが、パソ…
筋道立てて説明しなさい、という言葉をよく聞く。これまで自分なりに工夫して分かりやすく説明してきたつもりだが、実はまだまだ工夫の余地がある、と教えてくれた一冊。 著者によれば、ストーリー思考とは「身近な題材や経験をストーリーの構成に落としこみ…
美術について新聞に連載されていたエッセイをまとめた一冊。美術を生み出すとき、求めるときのさまざまな欲望に光をあてている。西洋で静物画に食べものが多く見られるのは、食糧が乏しかった時代にそれを見て満足感を得るためでもあったとか、博覧会に落選…
夜に飲み会があるから…というわけでもないけれど、深夜の飯テロドラマ「孤独のグルメ」の原作者が、好きなお酒のアテや締めをひたすら語る一冊を読んだ。松重豊の声でナレーションが入ると想像するとなお面白い。 手を変え、品を変え、時には酔った勢いでテ…
選ばれるプロフェッショナル ― クライアントが本当に求めていること 作者: ジャグディシュ・N・シース,アンドリュー・ソーベル,羽物俊樹 出版社/メーカー: 英治出版 発売日: 2009/07/22 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: 105回 この商品を含むブログ (9…
あのお店はなぜ消耗戦を抜け出せたのか ネット時代の老舗に学ぶ「戦わないマーケティング」 作者: 仲山進也 出版社/メーカー: 宣伝会議 発売日: 2015/08/20 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る いい本だな、と、読んだあとふうっとため息をつい…
マラソンランナーが強くなる食事 作者: 岡田あき子 発売日: 2016/10/10 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 練習、休息に加え、忘れられがちなのが食事。だが身体が食べたものでできている以上、食事こそもっと重視すべきだと著者はいう。 身体…
新しい試み。難しい実用書を読むときに、内容に関わりがある小説を一緒に読むとうまく頭に入るかもしれないと思いついたので、コーポレートファイナンスの本と一緒にこの「限界集落株式会社」を読んでみた。 やってみると結構いい。実用書を読みつづけると疲…
未来をつくるファイナンス: ?決断のための企業財務理論入門? 作者: 東堂馬人 発売日: 2016/12/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ファイナンスの本を読んだのは人生で5冊程度だが、ある本がある方法を使うべきだと書いているかと思えば、別…
日本にいると、キリスト教の影響力を感じるのはクリスマスくらいだけれど、西洋美術史はキリスト教抜きでは語れない。この本のテーマである肖像画もそうだ。人間は神より劣り、肉体は魂や精神よりも劣ると考えられているキリスト教において、個人の肖像は軽…
この本は、これまでのいわゆる伝統的経済学では説明が難しかったが、実際には大変よく見かけることを説明出来る新しい経済学理論を紹介している。論理展開が多かったため、経済学理論の基礎知識があまりない私にとっては読み進めることがかなり難しかったが…
この本を書いた和田裕美さんは、昨日読んだ『ザ・エージェント ベストセラー作家を探しつづける男』で紹介されていた方だ。この本の著者エージェントでもちゃんと「アップルシード・エージェンシー」が表示されている。鬼塚忠さんが初めて和田裕美さんに会っ…
私は読むのは好きだけれど、書くことについては下手の横好きで、言葉選びも、長い文章を書くのもあまり得意ではない。だから、分厚くずっしりしているにもかかわらず、面白くて最後まで一気に読まずにはいられない本に出会うと、それを書いた作家のすごさに…
凡庸から 一流の マラソン ランナーへ: より良い成果のための コンプリートガイド 作者: Mariana Correa 出版社/メーカー: Marzpan Inc. 発売日: 2015/09/22 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ランニングについての本、2冊目。元プロテニスプ…
走れるカラダになる 体幹「3S」メソッド 作者: 青山剛 出版社/メーカー: 日本文芸社 発売日: 2016/02/06 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ランニング入門編としてわかりやすい一冊。著者は水泳と同じくランニングにも最初のトレーニングが…
芸能界そのものが根本的に独占禁止法違反なのではないかーー。 このような鮮烈な印象をもたらすテーマが本書の主題だ。 芸能界における事務所と所属タレントのパワーバランスがおそろしく不均衡だということはすでにある程度広く知られていると思う。SMAP、…
アメリカとイランの険悪な外交関係はよく知られているが、その理由が私にはよく分からなかった。それに対して多少なりともヒントをくれると期待して選んだ一冊。 読んだあとの感想。…どっちもどっちじゃん。 第二次世界大戦中にソ連とイギリスの進駐により当…
これは面白い。情報化社会の覇者たる三大企業が、クラウドにどう肉薄しようとしているのかを明快に書き分けている一冊。 マイクロソフトは、既存OSであるウィンドウズとその上で動くソフトの圧倒的な蓄積、対応技術者の蓄積こそが彼らの最大の資産だと理解し…
バンコクには観光ツアーで行ったことがある。治安がよく、夜一人歩きしてもなんの問題もない。交通機関が発達しておりあまり足に困ることはない。食べものが美味しい。そんなありきたりな感想だった。ごくたまに物乞いの老婆が街角に座っていたり、宝くじ売…