コーヒータイム -Learning Optimism-

本を読むということは、これまで自分のなかになかったものを取りこみ、育ててゆくこと。多読乱読、英語書や中国語書もときどき。

金融・投資

<英語読書チャレンジ 41-42 / 365> S. Sutherland “How to Make Money in ISAs and SIPPs” & Miller “IRA: A Quick Reference Guide for 2020”

英語の本365冊読破にチャレンジ。原則としてページ数は最低100頁程度、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2025年3月20日。 How to Make Money in ISAs and SIPPs: Tax-Efficient Investing Made Easy (English Edition) 作者…

<英語読書チャレンジ 24 / 365> A. Sinclair “Stock Market Investing 2022”

英語の本365冊読破にチャレンジ。ページ数は最低100頁程度、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2025年3月20日。株式投資入門書。いずれも未邦訳。タイトルは直訳すると『株式市場投資2022』。 STOCK MARKET INVESTING 2022: …

<英語読書チャレンジ 21-22 / 365> Freeman Publications “Covered Calls for Beginners” / “Credit Spread Options for Beginners”

英語の本365冊読破にチャレンジ。ページ数は最低100頁程度、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2025年3月20日。オプション投資入門書を2冊一気読み。いずれも未邦訳。タイトルはそれぞれ『初心者のためのカバード・コール』…

<英語読書チャレンジ 20 / 365> P. Dashupta “Very Short Introductions: Economics”

英語の本365冊読破にチャレンジ。ページ数は最低100頁程度、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2025年3月20日。 本書は未邦訳(だと思う)。タイトルはそのまま『経済学』。 Very Short Introductions: Economics 作者:Parth…

<英語読書チャレンジ 19 / 365> M. R. Kratter “A Beginner’s Guide to the Stock Market”

思いつきで英語の本365冊読破にチャレンジ。ページ数は最低100頁程度、ジャンルはなんでもOK、最後まできちんと読み通すのがルール。期限は2025年3月20日。 本書は未邦訳(だと思う)。タイトルは直訳すれば『初心者のための株式市場ガイドブック』。 A Begi…

世の中先はわからない。これが本質である〜田淵直也『不確実性超入門』

なぜこの本を読むことにしたか なぜわたしはこの本を読むために時間を使うのか。 ①世界の見方を根底からひっくり返す書物、 ②世界の見方の解像度をあげる書物、 ③好きだから読む書物 この本はダニエル・カーネマンの名著『ファスト&スロー』を読んだ人にと…

[テーマ読書]有価証券報告書を読む(2)三井不動産 /住友不動産 /東急不動産

なんとなく有価証券報告書を読むシリーズ第2弾。有価証券報告書をまともに読むのは初めてなので、解説らしいことはできません。勉強を始めたばかりの投資初心者のメモ書きとお考えください。 今回のテーマは住宅用不動産。 企業紹介とビジネスモデル 選んだ…

[テーマ読書]有価証券報告書を読む(1)三菱UFJ / 三菱商事 / 三菱重工

なんとなく有価証券報告書を読むシリーズ第1弾。有価証券報告書をまともに読むのは初めてなので、解説らしいことはできません。勉強を始めたばかりの投資初心者のメモ書きとお考えください。 今回のテーマは日本経済を左右する大企業。 企業紹介とビジネス…

メタバースに投資するには〜M. Bancroft “Metaverse Investing”

なぜこの本を読むことにしたか なぜわたしはこの本を読むために時間を使うのか。 ①世界の見方を根底からひっくり返す書物、 ②世界の見方の解像度をあげる書物、 ③好きだから読む書物 この本は②。最近トレンドになっている「メタバース」を投資対象という切り…

ファイナンス基礎用語のおさらい〜山澤光太郎『ビジネスマンのためのファイナンス入門ー55のキーワードで基礎からわかる』

ビジネスマンのためのファイナンス入門―55のキーワードで基礎からわかる 作者:山沢 光太郎 東洋経済新報社 Amazon なぜこの本を読むことにしたか なぜわたしはこの本を読むために時間を使うのか。 ①世界の見方を根底からひっくり返す書物、 ②世界の見方の解…

バフェット教授の教え〜D. Pecaut & C. Wrenn “University of Berkshire Hathaway”

University of Berkshire Hathaway: 30 Years of Lessons Learned from Warren Buffett & Charlie Munger at the Annual Shareholders Meeting 作者:Pecaut, Daniel,Wrenn, Corey Pecaut and Company Amazon なぜこの本を読むことにしたか なぜわたしはこの…

金融危機を繰返さないためにできること〜M. King “The End of Alchemy”

The End of Alchemy: Money, Banking and the Future of the Global Economy 作者:King, Mervyn Little, Brown Book Group Amazon 錬金術の終わり 貨幣、銀行、世界経済の未来 作者:マーヴィン・キング 日本経済新聞出版 Amazon なぜこの本を読むことにした…

経済理論と実体経済の相違〜大村大次郎『教養として知っておきたい33の経済理論』

なぜこの本を読むことにしたか トマ・ピケティ《21世紀の資本》の解説書で、《21世紀の資本》は膨大なデータの分析によりノーベル経済学賞を受賞した経済学者の理論をひっくり返した点で画期的であったとあるのを読んだ。これがきっかけでいま参照されている…

トマ・ピケティを図表から読もう〜髙橋洋一『たった21枚の図で「21世紀の資本」は読める!図解ピケティ入門』

なぜこの本を読むことにしたか トマ・ピケティの《21世紀の資本》を読みたいとずっと思っていたが、経済学を学んだわけでもない私が、分厚い経済専門書をいきなり読み始めれば挫折しかねないため、まずざっくり概要をつかんでから本丸にとりかかりたいと思っ…

ETF(上場投資信託)について学ぶ〜石森久雄『ETF(上場投資信託)の授業』

なぜこの本を読むことにしたか 投資商品のうちとくに興味をもっているETF(Exchange Traded Fund/証券取引所で売買される投資信託)についてもっと知るために読んだ。 本書の位置付け ETFについての基礎知識をまとめた初心者向け投資本。本文中に記載の内容…

いますぐ投資を始めよう〜高橋ダン『世界のお金持ちが実践する お金の増やし方』

なぜこの本を読むことにしたか 「世界ニュース」「経済」「投資」「お金」をメインテーマとする人気YouTuber・高橋ダンさんの著書。私は投資商品のうちとくにETFに興味をもっており、いろいろ見ているうちにたまたま本書をみつけた。 本書の位置付け お金を…

投資家必読の(《証券分析》よりはとっつきやすい)名著〜ベンジャミン・グレアム《賢明なる投資家》

賢明なる投資家 ウィザード・ブックシリーズ10 パンローリング株式会社 Amazon なぜこの本を読むことにしたか なぜわたしはこの本を読むために時間を使うのか。 ①世界の見方を根底からひっくり返す書物、 ②世界の見方の解像度をあげる書物、 ③好きだから読む…

【おすすめ】バリュー投資家の必読書〜ベンジャミン・グレアム《証券分析》

証券分析 作者:ベンジャミン・グレアム,デビッド・L・ドッド パンローリング株式会社 Amazon なぜこの本を読むことにしたか なぜわたしはこの本を読むために時間を使うのか。 ①世界の見方を根底からひっくり返す書物、 ②世界の見方の解像度をあげる書物、 ③…

【おすすめ】これから経済独立をめざしたい人のための投資入門書〜バートン・マルキール《ウォール街のランダム・ウォーカー》

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理 (日本経済新聞出版) 作者:バートン・マルキール 日経BP Amazon なぜこの本を読むことにしたか なぜわたしはこの本を読むために時間を使うのか。 ①世界の見方を根底からひっくり返す書物…

少子高齢化社会を生き抜くために、投資ノウハウについて学ぶ〜広瀬隆雄『Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法』

MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法 作者:広瀬 隆雄 東洋経済新報社 Amazon なぜこの本を読むことにしたか なぜわたしはこの本を読むために時間を使うのか。 ①世界の見方を根底からひっくり返す書物、 ②世界の見方の解像度をあげる…

〈半沢直樹シリーズ〉がもっと面白くなるかも〜H.M. Schilit他 “Financial Shenanigans, Fourth Edition”

Ecclesiastes 1:9 - quid est quod fuit ipsum quod futurum est quid est quod factum est ipsum quod fiendum est What has been will be again, what has been done, will be done again; there is nothing new under the sun. (Ecclesiastes 1:9)先にあ…

株式投資を始めるならまず財務諸表を知れ〜國貞克則『決算書がスラスラわかる財務3表一体理解法』

決算書がスラスラわかる財務3表一体理解法 (朝日新書) 作者:國貞 克則 朝日新聞出版 Amazon なぜこの本を読むことにしたか なぜわたしはこの本を読むために時間を使うのか。 ①世界の見方を根底からひっくり返す書物、 ②世界の見方の解像度をあげる書物、 ③好…

【おすすめ】2008年金融危機、なぜリーマンは救済されなかったか〜A.S.Sorkin “ Too Big to Fail”

なぜわたしはこの本を読むために時間を使うのか。 ①世界の見方を根底からひっくり返す書物、 ②世界の見方の解像度をあげる書物、 ③好きだから読む書物 この本は②。米ニューヨーク・タイムズで金融と企業合併を専門とする敏腕記者が、約500時間のインタビュー…

過去を知り、現在を読み解く〜国際金融史研究会『金融の世界現代史』

700ページ近くある分厚い本で、読み通せるのか不安だったけれど、いざ読み始めたら「めちゃ面白いんだけど!?」と、するする読めた。 内容はタイトルそのままで、金融機関や金融活動の現代史を国家別に紹介している。各国の金融制度の成り立ちをみていくと…

不動産投資の基礎知識にこの一冊〜大和不動産鑑定編著『不動産の価格がわかる本』

最近不動産購入や不動産投資の話題にふれることが多くなってきたため、勉強するために読んだ。不動産価格鑑定の基礎事項から租税までしっかりおさえていて、かゆいところに手がとどく一冊。最初に不動産市場のサイクルについて述べてから、一般的な価格評価…

資産形成を始めるにあたって〜日本証券業協会『NISA概論』

NISA (Nippon Individual Savings Account) =少額投資非課税制度は、イギリスのISA (Individual Savings Account) 制度を模範としている。上場株式・公募株式投資信託等への一定額の投資から得られる配当金や譲渡益(すなわち株式や信託を売却したときの利…

投資を始める心構えを得るための名著〜チャールズ・エリス『敗者のゲーム』

なぜわたしはこの本を読むために時間を使うのか。 ①世界の見方を根底からひっくり返す書物、 ②世界の見方の解像度をあげる書物、 ③好きだから読む書物 この本は①。「参加するマネジャーがすぐれているからこそ、投資運用は自分のミスによって得点を失い、他…

投資初心者にこそ読んでほしい、長く生き残るための投資哲学〜ハワード・マークス『投資で一番大切な20の教え』

なぜわたしはこの本を読むために時間を使うのか。 ①世界の見方を根底からひっくり返す書物、 ②世界の見方の解像度をあげる書物、 ③好きだから読む書物 この本は①。ウォーレン・バフェットのお気に入りの本で、彼の会社バークシャー・ハザウェイの株主総会で…

財政破綻が起きたとき、わたしたちの暮らしはどうなるか〜小林慶一郎『財政破綻後』

なぜわたしはこの本を読むために時間を使うのか。 ①世界の見方を根底からひっくり返す書物、 ②世界の見方の解像度をあげる書物、 ③好きだから読む書物 このうち、この本は①②の中間にあたる。人口減少時代に人口増加を前提とした社会制度をひきずり、その結果…

お金を増やす方法の模範解答集(現在のところ)〜山崎元、大橋弘祐『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』

この本、「難しいことがわからなければこういうふうに返されますよ」の見本なの?なの? 読み始めてから10分で首をかしげたくなった。 たとえばこれ。 日本国債の買い手ってほとんどが日本国民だから、もし日本が国債の借金を返せなくなったら、お金をたくさ…