コーヒータイム -Learning Optimism-

本を読むということは、これまで自分のなかになかったものを取りこみ、育ててゆくこと。多読乱読、英語書や中国語書もときどき。

海外書原文(中国語)

魯迅 《祝福》

魯迅の小説二作目。『阿Q正传』よりは分かりやすいのだが…読了後の正直な感想は「なぜよりによってこのタイトルにした?」だ。 小説の主人公は旧正月を控えて故郷に戻り、親戚宅に居候している。村全体で旧正月のお祝いに特別なごちそうを用意し、爆竹を鳴ら…

魯迅 《阿Q正传》

魯迅作品の中でも有名な、魯迅唯一の中篇小説だが、初読の感想は「わけわからん」だった。 未荘という村に住む貧乏労働者阿Qは、どこにでもいるような貧民だ。家がなく、着ているものはボロボロで、さびれた寺の建物の中で寝起きし、時折村民のところで短期…

孔子 《論語 第十二篇 顔淵》

有名な「己の欲さざるところは人に施すなかれ」など、名言が多く入った篇。順番飛ばして読んでみた。 12-01 顏淵問仁。子曰。克己復礼為仁。一日克己復礼。天下帰仁焉。為仁由己。而由人乎哉。顏淵曰。請問其目。子曰。非礼勿視。非礼勿聴。非礼勿言。非礼勿…

孔子 《論語 第一篇 学而》

孔子の「論語」を読んでいく。全20篇。それぞれは短いが内容が深奥だ。気が向いたときに1篇ずつ、好きな順番で読んでいこうと思う。 01-01 子曰。学而時習之。不亦説乎。有朋自遠方來。不亦楽乎。人不知而不慍。不亦君子乎。 子曰く、学びて時にこれを習う。…