コーヒータイム

日々読んだ本の感想。時々日常。

おすすめ

『組織力を高める』(古田興司/平井孝志著)を読んだ

マネジャーがどうあるべきかについての素晴らしい入門書。 会社組織というつかみどころのないものがもつ「組織力」は、「自らを変革し結果を出していく力」だと定義される。 会社組織の第一の目標は利益を得て会社組織を存続させることであり、そのためには…

"The Bone Collector" (Jeffery Deaver) を読んだ

初めて読む、ミステリーの大家ジェフリー・ディーヴァーの作品。 洋書原文にしたのは、英語学習もあるが、kindle版で日本語版に比べて大幅に安かったからだった。そうしてよかったと思う。この本はスリリングな場面をとても短い英文で書き表していて、それが…

『フリー 〈無料〉からお金を生み出す新戦略』(クリス・アンダーソン著)を読んだ

本を毎日読むようになって、自分自身の好みがはっきりしつつある。私はどうやら三種類の本が好きらしい。 ① まったく知らなかった世界を目の前に広げてくれる本。地政学がまさにそれだ。 ② 自分自身ではなんとなく感じていたけれど言葉にできなかったことを…

『なぜ繁栄している商店街は1%しかないのか』(辻井啓作著)を読んだ

この本を読み進めていくと、著者は商店街活性化方法についてとことん考えて、実践して、成功と失敗を繰り返してきて、その経験をすべてこの本にメッセージとしてこめたのだと伝わってくる。 著者が考える商店街活性化はとてもシンプルだ。行きたくなるお店が…

『なぜ、嫌われ者だけが出世するのか?』(斎藤勇著)を読んだ

さまざまなビジネス上の人間心理を、実験社会心理学から解きあかそうとする一冊。 なぜ上司は依怙贔屓をするか? なぜ互いに足を引っ張りあうのか? なぜ上司は権限を振りかざすようになるのか? 身近で見る機会がそれなりにある現象を実験社会心理学の実験…

『状況認識力UPがあなたを守る -元CIA捜査官が実践するトラブル回避術』(ジェイソン・ハンソン著)を読んだ

この本で教えるのはサバイバル・インテリジェンスと、トラブル回避のための具体的方法だ。サバイバル・インテリジェンスとは、どんな緊急事態にも適切に対応できるという自信のことであり、危険な状況下で、その場にある道具を使って素早く、無駄なく反応す…

『となりの脅迫者』(スーザン・フォワード著)を読んだ

『毒になる親』の著者、スーザン・フォワードによる本。一行目からトラウマを刺激にくる、心当たりがある人が精神的に弱っている時に読むのを控えた方がいい本。 〈週に一度、夜間講座に通いたい、と夫に言ったんです。すると夫は、いやに穏やかな、そのくせ…

『シナリオ・プランニング-未来を描き、創造する』(ウッディー・ウェイド著)を読んだ

シナリオ・プランニングの最大の特徴は計画作成ではない。「行動」を支援することだ。 シナリオ・プランニングによって、起きうる複数の未来を探り出し、それらの未来がもたらすチャンスと脅威に柔軟に対応するための施策を戦略に取り入れることができる。複…

「銃・病原菌・鉄(下)」(ジャレド・ダイアモンド著)を読んだ

どっしりとした名著の下巻。話は次第に技術発展に入っていく。 技術発展に対する著者の見解はこうだーー「技術は、非凡な天才がいたおかげで突如出現するものではなく、累積的に進歩し完成するものである。また、技術は、必要に応じて発明されるのではなく、…

「銃・病原菌・鉄(上)」(ジャレド・ダイアモンド著)を読んだ

どっしりとした名著を読みたくなって選んだ本。「東大の教師が新入生にオススメする100冊」などのリストの常連である名著だ。 一日で読了するにはあまりにも濃い内容だが、週末をかけて読み切ることに挑戦した。 本書で問われているのは「なぜ、人類社会の歴…

「異文化理解力ー相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養」(エリン・メイヤー著)を読んだ

読み始めてすぐに買ってよかった、もっと早く出会いたかったと思った書。著者はさまざまなできごとーー同僚をランチに誘うなどーーを示しながら、それが文化によってどのように理解されるかを示している。できごとはどれもささいなことで、ありふれているが…

「苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる法則」(ライアン・ホリデイ著)を読んだ

同じ著者による本の2冊目。 THE OBSTACLE IS THE WAY - 障害は道になる。著者が腕にタトゥーとして彫りこんでいる、この言葉の意味を説く本だ。 ローマ帝国皇帝アウレリウスが書き留めた言葉からこの本は始まる。 「われわれの活動が障害に阻まれることはあ…

「エゴを抑える技術」(ライアン・ホリデイ著)を読んだ

何回でも己を戒めるために読み返すべき名著。 EGO IS THE ENEMY - エゴは敵だ。 THE OBSTACLE IS THE WAY - 障害は道になる。 この二つの言葉は、著者が自分の左右の腕にタトゥーを彫り、毎日欠かさず目にして、人生の決断の指針としている言葉だ。歴史、哲…

「勝つための状況判断学 軍隊に学ぶ戦略ノート」(松村ツトム著)を読んだ

すぐれた戦争論の書。著者は「戦争の基本的な原因は、価値観の相違が生む『怨念』と、軍事力の空白や不均衡に乗じて自己保存と繁栄を追い求める『欲望』である」と喝破する。世界の覇権構造の「現状維持」と「現状打破」のいずれを容認するのかがルールの根…

「老舗を再生させた十三代がどうしても伝えたい 小さな会社の生きる道」(中川淳著)を読んだ

おもしろい。要約するのはもったいない、全文繰返し読みたい、そんな一冊。 小説「限界集落株式会社」の現代版といおうか、小さなものづくり会社のブランディングを通して会社が元気になっていった実際のストーリーや、そこから見えてきた中小企業を元気にす…

「選ばれるプロフェッショナル -クライアントが本当に求めていること」(J.N.シース、A.ソーベル著)を読んだ

タイトルに一目惚れした本。 クライアントをもつ弁護士、会計士、経営アドバイザーなどのような人々が、どのようにしてクライアントと長期間にわたる信頼関係ーー専門知識やスキルをお金で買うだけではない関係ーーを築くか、名だたる企業の経営層へのインタ…

「あのお店はなぜ消耗戦を抜け出せたのか 〜ネット時代の老舗に学ぶ「戦わないマーケティング」〜」(仲山進也著)を読んだ

いい本だな、と、読んだあとふうっとため息をついた。 この本では楽天市場で10年以上継続しているネットショップをとりあげ、何故値下げ競争などの消耗戦を抜け出して長く生き残ることができたのか、どうやって取り組んだのか、さまざまな実例とともに紹介し…

「交渉の達人 ハーバード流を学ぶ」(ディーパック・マルホドラ、マックス・H・ベイザーマン著)を読んだ

あまりにも面白くて一気に読んで、これからも何度も読み返したい名著。 著者は「どんな交渉においても、良い条件で取引を成立させることと、交渉相手との関係を強化する、という2つの異なる目的がある、という点を忘れてはならない」と強調する。昨日読んだ…